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2010/03/08

無反射シボ技術開発 車産業に採用提案

2010年3月8日(月) 日刊工業新聞 5面
無反射シボ技術開発 車産業に採用提案

 小野産業はプラスチック成形品の光沢を抑える「無反射シボ技術」を開発し、量産化に目途をつけた。反射を抑えるよう最適化した特殊シボを、独自技術の高速ヒートサイクル成形法「RHCM」を用いて忠実に転写することで、反射率を低減し、反射防止塗料を使わずに高い目視性を確保できる。
 近年、自動車などのスピードメーターはデジタル化により幾種類も光源を搭載する傾向にある。乱反射による目視性低下を防ぐため一般に反射防止塗料を内壁に塗装するが、塗料が高くコスト高が課題となっている。しかし、同技術を用いればコストを少なくとも半分以下にでき、塗装工程も省けるため生産サイクルの短縮にもつながる。既に大手自動車メーカーの車両に採用された。
 今後の攻略分野と位置づける自動車業界などに提案、採用拡大を目指し、様々な反射率に対応できるよう開発を進め、国内のみならず提携先であるシンガポールのフィッシャーテック社の販路を通じて欧米市場も開拓する方針だ。