2010/11/02
米社の発泡成形技術を融合
2010年11月02日(火) 日刊工業新聞 4面
米社の発泡成形技術を融合 外観部品に適用可能に
小野産業は米トレクセルと提携し、トレクセルが得意とする超臨界発泡成形技術「MuCell(ミューセル)」と自社のRHCMを組み合わせた技術を開発し、ミューセルの弱点とされる外観性をRHCMで補完した。両社で技術ライセンスを世界で供与し、自動車やモバイル機器関連の分野で潜在需要を開拓する。
ミューセルは、超臨界流体状態にした二酸化炭素や窒素を樹脂と混ぜ合わせて成形する技術。寸法精度が高まるほか、材料消費量を減らせ、近年自動車のエンジン周辺部品などで急速に普及が進んでいるが、表面の外観性が弱点だった。
一方、RHCMは金型を高速で加熱・冷却し、プラスチック製ながら金属のような光沢をもった部品に仕上がるのが特徴。双方の技術を合わせることでミューセルでは困難だった外観部品への適用が可能になる。小野産業は同技術の特許を日本、中国、米国、EUなどで取得している。