2010/03/05

プラの無反射機能コスト半減

2010年3月5日(金) 化学工業日報
プラ部品の無反射機能 塗料使わずコスト半減

 小野産業は、世界で初めて射出成形工程だけでプラスチック部品に無反射機能を付与する技術と、その量産化に成功した。高価な反射防止塗料を使用せずに同等の無反射機能を実現したもので、金型表面に形成する独自の光を減衰させる無反射シボパターンと、これを忠実に転写できるコア技術の高速ヒートサイクル成形(RHCM)技術を組み合わせることによって開発(特許申請中)した。塗料を使わないことから環境にやさしく、手間のかかる塗布工程が不要になるため従来の半分以下にコストを低減できる。
 また、この技術はシボパターンにより任意の反射率を得ることもできるため、同じ部品で部位により異なる反射率が必要な場合も、射出成形だけで対応が可能となる。
 小野産業は、同技術が大幅なコストダウンと環境負荷低減に貢献することから幅広い用途に適用できる技術として国内外で普及を図る。欧米市場などでは今年2月に資本・業務提携したシンガポールのフィッシャーテック社などパートナーのチャンネルも利用していく。